憲法生かし循環型経済を 中小業者の展望ひらく 商工交流会(9月7・8日 岡山)
第18回中小工業全国交流・研究集会は15の分科会と三つのパネルディスカッション、憲法講座など多彩な企画が満載です。助言者が毎号、その魅力を伝えます。
今回のテーマは「憲法を生かし、中小商工業者の力で循環型経済・社会を」。憲法「改悪」が大きな問題となっている中で、改憲に反対するだけでなく、憲法を生かした地域づくり、中小業者の役割を探究します。
三井逸友・嘉悦大学教授が「小規模企業・家族経営の今日的な意義と課題」をテーマに記念講演。講座「憲法を考える」は、(1)中小業者と憲法(2)経済主権とTPP―の二つのテーマから憲法に迫ります。
三つのパネルディスカッションでは、「新しい地域創造」「再生可能エネルギー」「家族経営」をキーワードに、それぞれ経営、地域づくりについて議論します。
2日目は「ものづくりと産業集積の再生の課題」「持続可能なまちづくりと地域商業の課題」「全国料飲サミット」など15の魅力あふれた分科会を開催します。
移動分科会では(1)好適環境水・備前焼(2)倉敷のまちと児島のジーンズ―の二つのコースに分かれ、「地域の宝」を探します。
岡山県実行委員会は全国実行委員会とともに、自治体、マスコミなどに後援を要望。はじめて県の後援をとりつけ2市と、NHK岡山放送局、RSK山陽放送、OHK岡山放送などが後援を決めています。
各地から参加を
全国実行委員長 太田義郎
今回の商工交流会は、憲法を暮らしに生かし地域循環型の経済や社会を自分たちの力でつくり出していくことをテーマに交流する集会です。
1日目は三つのパネルディスカッション。共通するキーワードは「地域循環社会」。これをどう考え、どのようにつくっていくか、をテーマとしています。同時進行で行われる講座「憲法を考える」では、中小業者の生存権、経済主権とTPP(環太平洋連携協定)の問題を、憲法の視点から解明します。
2日目は移動分科会を含め、15の分科会が行われます。内容は多彩で中小業者が地域で生きていく上での知恵がいっぱい詰まった交流会となり、展望を深めます。商工交流会は学問的勉強をするだけでなく、学んだことを全国各地で実践していく「力」にしていく点に特徴があります。
全国の中小業者の皆さん、大いに知恵の交流をして、私たちのふるさと、地域社会を自分たちで守り、育て、発展させましょう。大勢の参加をお待ちしています。
岡山へおいでんせ
岡山県実行委員長 奥田伸一郎
岡山は別名「晴れの国」とも呼ばれています。温暖な気候にも恵まれ、果物や海産物も豊富です。岡山の後楽園、倉敷美観地区など観光資源もあります。工業も水島コンビナートをはじめ全国屈指の生産高です。
商工交流会でも、全国の英知ともいえる助言者が岡山に集結し、中小商工業にとって必要な全方向のテーマで分科会も開催されます。学習と観光も楽しめる絶好の機会です。
中小商工業者だけでなく大学生、行政運営に取り組まれている議員の皆さんもぜひ、おいでんせ、岡山へ。
▼第18回中小商工業全国交流・研究集会開催要項
▽日程 9月7日(土)〜9月8日(日)
▽会場 岡山県岡山市民会館・大ホール、岡山大学・津島北キャンパス他
【参加要項】
▽参加費 1万円(学生・院生は3000円)。2日目は昼食付。移動分科会は別途、実費が必要。
▽申し込み・問い合わせ先
〒171-8575 東京都豊島区目白2の36の13 全商連会館
Tel:03-3987-4391 ファクス:03-3988-0820 Eメール seisaku@zenshoren.or.jp
▽申し込み締め切り 8月25日(日)
【協賛団体】
日本科学者会議、全国労働組合総連合
【後援団体】
岡山県、岡山市、倉敷市、NHK岡山放送局、RSK山陽放送、OHK岡山放送
全国商工新聞(2013年7月1日付)
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