第17回商工交流会
第2分科会「地域建築業の課題と仕事おこし」
NPO法人建設政策研究所
村松 加代子さん
地域建設業者は、住民が安全・安心に暮らしていく上で欠かせない存在です。今回の東日本大震災での応急工事や木造仮設住宅、復旧工事などは地域建設業者なくして進みませんでした。このことに確信と自負を持ちたいと思います。
その上で、第2分会では、「仕事がない」という深刻な状況に対して、今後の方向性と戦略について、参加されている皆さんとともに展望を見出していきます。今後、インフラ整備や住宅リフォーム、耐震改修、環境エコなどの分野でどのような工事が見込まれ、それらをいかに仕事につなげていくのか。これまでの皆さんの運動の成果を踏まえて考えていきます。
「地域の建設企業は、災害対応、除雪、インフラの維持管理等、地域社会の維持に不可欠な役割を担っている」(国土交通省「建設産業の再生と発展のための方策2011」)と地域建設業者の重要性が示された今、果敢に具体的な戦略を打ち出していきましょう。
全国商工新聞(2011年8月22日付)
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