基礎講座=第16回商工交流会
激動する情勢を切り開く基礎力をつけようという四つの基礎講座。金融、社会保障、税制、経営革新で「そもそも論」を学びます。
変化に対応した金融
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第15回商工交流会で開かれた基礎講座 |
「変化に対応した金融」では金融労連の浦野弘さんが中小業者にとっての金融機関のあり方、金融マンからみた融資申し込みのポイント、金融機関との付き合い方などについて講義します。
京都・左京民主商工会の近藤英夫事務局長は「あきらめないで」と呼びかけた融資獲得運動の経験を踏まえ、中小業者の要求の見方と整理、相談や申し込みの仕方を解説します。
現代の貧困と中小業者
「現代の貧困と中小業者」は全京都生健会連合会の高橋瞬作事務局長を講師に、「貧困の連鎖」について考え、憲法25条と社会保障について学びます。
生活と営業を守るため、国保、医療、生活保護などの制度のそもそものあり方と国保料(税)や医療費の一部負担金の減免、生活保護申請の仕方など具体的な手続きについて学ぶ予定です。
憲法と納税者の権利
「憲法と納税者の権利」では岩佐英夫弁護士が講師を務めます。
消費税裁判などで民商とともに運動の先頭に立ってきた経験を踏まえ、国民がかちとってきた憲法論と納税者の権利‐土台を学びます。
全国商工団体連合会の米田務常任理事は、納税者の権利を主張し、滞納処分から営業と生活を守る「納税緩和措置と納税者の権利(自主計算パンフ別冊)」をもとに講義し、すぐに運動に生かせる内容にしたいと準備しています。
わが社の経営革新と宣伝
「わが社の経営革新と宣伝」の講師は、商工新聞でもおなじみの中小企業診断士・関浦照隆さん。
中小業者の「新たな取り組み」を紹介しつつ、「これまでとは違うことに挑戦すること」を探求します。
日本イラストレーション協会の堀田正典さんが協会のスタッフとともに、商売を「視覚化」するワークショップを行います。工作気分で楽しく過ごしてみませんか。
私も参加します
基礎講座で宣伝のヒント学びたい 新潟・阿賀野民商 松崎美苗さん
商売をやめようと悩んだ時期もありますが、商売を続けるために全国の仲間の知恵と工夫を学びたいと思っています。
「基礎講座」の「わが社の経営革新と宣伝」を楽しみにしています。ドライブインを始めて36年。3年前からギャラリーを設け、作家の個展や展示即売をしています。食事も食材にこだわったメニューをと考えています。
店の特徴をインターネットで紹介し、多くの人にアピールしたいのですが、どうしたらいいのか分からず、手つかずの状態です。そんなヒントも学びたいですね。
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