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全体会 特別報告
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住民こそ主人公を忘れずに
兵庫・福崎町 嶋田正義町長
政府の「骨太方針」には福祉の心がありません。福祉に予算を使うことは敵視されます。行革大綱で予算の5%削減が要求され、きちんと守らなければなりません。町政で大切なのは情報公開です。
また、職員の資質の向上が大事です。専門分野での知識の充実、哲学、経済、歴史を勉強すること、自分自身の見識を持つことです。
自治体と交渉することがあると思いますが、一緒に住みよい世の中をつくっていこうという立場に立っていただきたい。職員も真剣に考えています。私は住民の目線で予算編成をしよう、住民こそ主人公を忘れずに、ともに希望を語ろうと話しています。希望とは日本国憲法を暮らしのなかに育むことです。格差を是正し、自立したまちづくりをめざすときに住民のエネルギーが発揮されます。
壊れそうなら直して回そう
東京 リサイクルショップ「素人の乱」松本哉さん
東京杉並区の高円寺、阿佐ケ谷で商店街の人に空き店舗があるからなんとかしてと言われて店を始め、今では古着屋、カフェバーなど6店に。まちにやたら知り合いができて、町内会や商店街のことを手伝う中で、地域に解け込み土着化してきているようで、まちを自分たちでつくっている感じがしています。
PSE法(電気用品安全法)ができたとき、ふざけんな、こりゃ怒らんと駄目だと勝手にデモをやったら近所の人もやたら応援してくれ、すげえ、みんな自民党がいいと思っているんじゃないんだ。世の中は変えられるんだと実感しました。
今の世の中、相当とんでもないし、弱者をやたら切り捨てています。リサイクルは、次つぎ新しい物ができては捨てられる経済への抵抗です。壊れそうになったら直して使い回せば地域で自活できます。
とんでもない世の中だけど、頼っていてはだめ、地域で自活できないと面白くありません。
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