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トップページ > 全商連とは > 中小商工業研究 > 全国商工新聞 第2789号 7月9日付

中小商工業研究
 

第15回中小商工業全国交流・研究集会
ふみ出そう、憲法を力に。地域から発信しよう、中小商工業の輝きを
「全体会・特別報告」 骨太方針と自治体戦略 兵庫県福崎町長 嶋田正義さん

 「骨太の方針」による三位一体の改革によって、福崎町は大きな打撃を受けています。02年度と07年度の予算を比べてみると、税源移譲を考慮しても約3・6億円の減額となっています。町民一人当たり1万8000円少ない歳入です。
  この減収は、町財政に大きな影響を与え、福祉・教育はもちろん、道路行政も大きく後退しています。町から支出されるお金が減れば、町の仕事を当てにしている各方面の業者にしわ寄せが及びます。このように、下へ下へと下がっていく地方経済のらせん状況が続くと、地方の町は確実に衰退していくでしょう。
  福崎町政の07年度の運営目標に、(1)憲法を暮らしに生かす(2)格差是正の町づくり(3)自律の町づくり‐を掲げています。この目標に沿った町づくりは容易なものではありません。なぜなら、「骨太の方針」は新自由主義の立場でつくられているからです。絶対君主に対して市民的自由を求めた本来の自由主義と違って、新自由主義の担ぎ手は大企業・多国籍企業であり、その標的に福祉・福祉社会が置かれているからです。「骨太の方針」の構造改革が出されたとき、その目的を聞かれた担当大臣が「競争社会をつくること。弱い者は去り、強い者が残ること」と答えています。まさに、その方向で国政は動きましたし、国民も投票行動で支援してきた面があります。
  今回の全国交流・研究集会では、この現実をしっかりと見据え、科学の目を育て、改善への実践をすすめることだと考えています。

 
 
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