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トップページ > 全商連とは > 中小商工業研究 > 全国商工新聞 第2788号 7月2日付

中小商工業研究
 

第15回中小商工業全国交流・研究集会
ふみ出そう、憲法を力に。地域から発信しよう、中小商工業の輝きを
「分科会―地域金融の確立と信用補完制度」 金融労連銀座労東海地本副委員長 浦野弘さん

 公的資金に支えられ空前の利益を計上するようになったメガバンクと、依然厳しい経営環境にある信金・信組などの地域金融機関との格差が広がっています。
  最近ようやく行政の側から信金・信組などの「協同組織金融」の推進に向けた提言が出されるようになりました。
  今後、地域金融機関が「利益優先」から「本来の地域金融」に応えられるかどうかが問われています。
  しかしながら、海外に営業展開を続けるメガバンクと、地域でしか生き残れない地域金融機関に対する金融検査は、「中小企業融資編」の金融検査マニュアルの策定にもかかわらず、いまだに同一基準の厳しい検査です。
  さらに、信用力・担保力に乏しい中小零細業者への融資として長年定着していた信用保証協会の保証付融資の全額保証制度を変え、国民生活金融公庫の解体を進めるなど、本来の地域金融に応える道を閉ざすような政策がおこなわれています。
  利益の上がらない地域金融機関には、金融庁主導で合併再編が求められ、合併した金融機関では、徹底したリストラによって顧客サービスの切り捨てがおこなわれています。
  地域の中小業者・利用者の姿を見失いつつある地域金融機関が、地域の苦しみを少しでも共有できるために、全国商工交流会で業者の厳しい実態を生でぶつけていただければと思います。

 
 
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