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一枚のチラシに救われた 困難な融資あきらめず 民商と一緒にがんばり実現 |
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民主商工会(民商)の1枚のチラシが中小業者を救いました。チラシを見て民商に飛び込み、今は元気に商売をしている愛知・南民商の小松稔さん(仮名・30)=住宅機器販売、ハウスクリーニング=の手記を紹介します。
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民商を知ることになったのは、家のポストに投函されていた、1枚のチラシ。正直、最初は「大丈夫かな」と心配でした。というのも、以前何社もサラ金から借りていて、それを1本にまとめようとして、家に入っていたチラシに電話したところ、だまされた経験があったからです。
そんな矢先に、同業者にだまされ資金が回らなくなり、急きょ、運転資金が必要に。友人に相談したところ、「1日や2日で300万円を貸してくれるところは、高利ぐらいしかないよ」と聞き、ついついSFCG(旧商工ファンド)で借りてしまいました。
そこで民商のチラシが、頭に浮かんできました。一昨年、SFCGから借り入れをしてすぐに、民商に相談に行ったところ、本当に親身になって話を聞いてくれて、ここならきちんと相談に乗っていただけると思いました。
昨年末、新たな事業にとりくむ際に、多額の運転資金が必要となり、もう一度民商に相談に行きました。それから交渉はいつも民商の仲間と一緒でした。
県保証協会に申し込む手続きをし、同時に今までのサラ金も清算しようと特定調停の手続きもしました。
特定調停の方はスムーズに進んでいったのですが、保証協会の方は「高利の借り入れがあるから、保証できない」と言われました。そのことを民商に報告したところ、「保証協会との懇談の際に、高利の借り入れがあるというだけで断ることはないと回答しているから、再度交渉に行きましょう」と励ましてもらいました。改めて保証協会に行きましたが、結果は同じで「SFCGの残債務がある以上、厳しい」「特定調停などの係争中では保証できない」の一点張りでした。
半ばあきらめていたのですが、民商で「再度、保証協会に交渉に行きましょう」と励ましてくれて、自分ももう一度頑張ろうと考え直すことができました。
そして3度目の交渉の結果、「SFCGと和解し、残債務を確定すること。さらに借り換え分の担保を提供すること」で、保証することを約束してもらいました。
その後、SFCGと和解したことで、申し込み先の金融機関で融資が実行されました。
特定調停の方も無事解決し、今は民商に感謝の気持ちでいっぱいです。
自分みたいに苦しんでいる人はたくさんいると思いますが、あきらめず最後の最後まで頑張ってほしいと思います。自分があきらめれば、今までと何も変わりません。努力した結果、駄目だったとしても、それは今後の自分の力になるはずです。
恐れることなく、何でも正直に相談し、プラス思考で頑張ってほしいと思います。下を向いていても、何もいいことはありません。上を向いて頑張ってください。
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