若手も記帳の意義学ぶ 領収書整理会=広島・広島北
若手の家族従業者も参加し学び合った広島北民商婦人部の領収書整理会
広島北民主商工会(民商)婦人部は先ごろ、「領収書整理会」を開き5人が参加しました。婦人部役員に誘われて、若い業者婦人2人も仲間に加わり、「自主計算パンフ」を活用し、記帳の大切さをしっかり学びました。
初参加の2人は初めて記帳に関わるため、「記帳は税務署に出すためにするのではない」と説明すると、ビックリ顔でした。「自分の商売がもうかっているかどうか知るためにするもの。記帳をきちんとしていると、申告はもちろん融資を受けるときや税務調査時の強い味方になる」など記帳の意義を話しました。
続いて収入・経費の科目の内訳を学習。「経費に入るのか」「水道光熱費など按分比率は」など具体的に説明を加えながら進めました。
記帳方法については「日計表やパソコン記帳、ノートなど付けやすいものを自分で模索して決めればいいが、まずは領収書や請求書を集めて科目ごとに仕訳すること」「領収書整理会に参加して、分からないところを聞きながらすればよい」「習慣化することが大事」と締めくくりました。
役員からは税務調査になったときの対応や、民商が長年のたたかいの中で勝ち取った納税者の権利についても紹介。参加者は「何の経費になるのかがよく分からないときがあったので、勉強になりました。帳簿を付けるのは難しいことと思ってきたけど、安心しました。家でも集計表を使ってやってみます」と話していました。
全国商工新聞(2015年6月1日付) |