活動を豊かに 憲法や民商理念学ぶ=東婦協
「婦人部運動をいっそう豊かにしよう」―。東商連婦人部協議会(東婦協)は1月17日、16民主商工会(民商)婦人部から35人が参加して学習会を開き、婦人部建設や憲法を生かした社会、女性の人権について学びました。
八王子合同法律事務所の白神優理子弁護士が「女性にとっての日本国憲法-歴史の分かれ道」と題して講演。大日本帝国憲法の下では「一人の人間」として認められなかった女性が、日本国憲法では男性と平等の権利が認められたと指摘。憲法の大切さを解説し、「政治家が主役ではなく国民が主役の国をつくることが大切」と話しました。
また、集団的自衛権の危険性を説明し「閣議決定だけでは実行力はない。これからの国会論戦が重要」「明治時代は戦争について女性は発言権がなかった。現在は女性が参政権を持っていることが大きな武器。平和の運動が進んでいることに確信をもって、憲法の希望を若い人に語ってほしい」と力強く訴えました。参加者は熱心に聞きながら、ヘイトスピーチなど最近の情勢についても質問しました。
組織建設について、長谷川清東商連副会長が「民商・全商連運動の基本方向」の講義を行い、民商・全商連運動の理念や目的、中小業者の果たす役割を説明。多彩な婦人部活動が中小業者を励ましてきたことを強調しました。
また、全婦協40周年記念スライドショーを観賞し、参加者から「懐かしいね」と声が上がっていました。
全国商工新聞(2015年2月9日付) |