婦人部で記帳も安心
確定申告に備え、全国の民主商工会(民商)婦人部では、領収書整理会や学習会を開いています。記帳義務化や消費税の計算などへの不安も仲間と話し合うことで解消しています。
疑問点がすぐ聞ける=兵庫・長田
兵庫・長田民商婦人部は12月2日、記帳会を行いました。6人が参加し、全商連発行の自主計算パンフに沿って、それぞれの記帳を進めました。
領収書や帳面、パソコンなどを持ち寄った参加者は「この経費は何かな」など話しながら売り上げを把握しました。
「ずっと夫がしていたけど、今回初めて領収書を整理してみた」「仕分けが難しかった。これから少しずつ教わって自分でできるようになりたい」「申告前の班会だけでは分からないことも、記帳会で一つひとつの質問にも答えてもらえるので役に立つ」など好評でした。
記帳会は2カ月に一度開催しています。今回で4回目となり、だんだんと慣れてきました。
「記帳が義務化になりどうしようかと思っていた」という参加者も「みんなにすぐ聞けるので、科目も分かるようになり、そんなに難しくないと思うようになった」など力を付けてきています。
みんなでやると安心=渋川北群馬
渋川北群馬民商婦人部は12月8日、領収書整理・記帳学習会を3人の参加で行い「みんなでやると安心」と好評でした。
参加者は持ち寄った領収書を整理し記帳しながら、「売掛金がもらえないときはどんな科目を使うの」「振込手数料が引かれて入金される場合はどうしたらいい」など質問し合いました。
参加者からは「商売を始めてから記帳はしてきているけど、自分のやり方が合っているか時々心配になる。今日みたいに確認できると安心する」「国税通則法が変わって記帳に不安があったけど解決できた」と感想が寄せられました。
領収書整理・記帳学習会は「仲間の知恵を分け合い、みんなで楽しく申告を乗り越えよう」と始めたもの。今後も積極的に取り組んでいこうと話しています。
全国商工新聞(2015年1月12日付) |