毎月1回記帳学習会 ネット取引の対応も=東京
東京・葛飾民主商工会(民商)婦人部は8日、記帳学習会を開きました。1カ月間の商売を見直しながら分からないことを相談し合おうとにぎやかに学習しました。
学習会では「インターネットを利用して商品を購入した際、領収書が出てこないけど、どうしたらいいか」などの質問が出され、「明細書をプリントアウトして取っておくといいよ」と意見交換しました。また、全商連発行の自主計算パンフで「収支内訳書や法人事業概況は提出しなくとも罰則はないこと」を読み合わせ、あらためて申告納税制度と納税者の権利を学びました。
記帳学習会は、記帳義務化に対応するため、3月から月に一度開催しているもの。「今まで領収書は取ってきたが、記帳はしたことがない」という部員も参加しています。「積極的に講習に参加してパソコンにもだいぶ慣れてきた。記帳だけでなく仕事にも役立った」「不況で仕事が激減しているが、身に付けた知識や経験で帳簿や振替伝票を自分で付けるようになり経費を削減できた」など学習会が力になっています。
婦人部では「消費税が増税されてから、物価の高騰が深刻な問題になっている。今の政治に対して危機感を持ってもらうためにも、なんでも話し合える記帳学習会が大切」と話しています。
全国商工新聞(2014年7月28日付) |