元気市におこしやす 37店舗が商売アピール
京商連婦人部協議会(京婦協)は6月22日、京都市内で「ようこそおこしやす 京婦協元気市」を開催しました。府内の民商から37店舗が集まり、500人の来場者に商売をアピール。若手経営者、民商会員も出店し、京都らしい店舗がにぎやかに軒を連ねました。
午前10時、京婦協会長の開会宣言で、いっせいに開店。まずにぎわいを見せたのは、お菓子やお弁当の店が集まった「うまいもんブース」です。おなかをすかせた来場者が丹後のばらずしや山菜おこわに舌鼓み。福知山民商婦人部の「福知山マルシェ」のチヂミや、右京民商青年部のハモ料理も大好評でした。
物販の「ほしいもんブース」には、着物の染めや京うちわ、ちりめん布を使ったブレスレットなど手仕事の店舗がずらり。上京民商のHさん=ユニフォーム製造=は試行錯誤を重ねて販売にこぎつけた、デザインのかわいい在宅介護用パジャマを展示。「むれない、取り外し簡単、シーツを汚さない工夫がされています」とアピールしました。
若手経営者も多く出店しました。3年前、亡き父の牛乳店を継いだ山科民商のKさんは、牛乳などの販売とともに骨密度測定器を持ち込んでサービスし、お客さんの列ができました。1年前に国産小麦など食材や生地のきめ細かさにこだわる洋菓子店をオープンした右京民商のTさんは「ほぼ徹夜で焼き上げたシフォンケーキが完売できた」と笑顔で話していました。家業を継ぐ娘や息子と店を切り盛りする女性も多く、事業継承の様子も見られました。
粘土づくりや似顔絵などの体験コーナーや、マンドリンクラブの演奏、農民連京都産直センターの安心安全の新鮮野菜も大人気。あちこちで会話が弾んでいました。
会場に設置した消費税増税についてのシール投票では「消費税は廃止して」が196人(84.2%)と圧倒的。「反対だけど財源はどうするの」という質問には婦人部役員が「大企業や大金持ちから税金を取ったらいいのよ」ときっぱりと答えました。
全国商工新聞(2014年7月28日付) |