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婦人部学習会 法人と個人事業の利点と損点=千葉

 自主記帳・自主計算を身につけ経営を発展させようと、千葉・船橋民主商工会(民商)婦人部は月1回、学習会を開いています。10月15日には4人が参加しました。
 学習会では、参加者が日々の記帳の中で疑問に思ったことや商売の悩みを出し合いながらテーマを決めて学習しています。今回のテーマは、「法人と個人事業の利点と損点〜留意したいこと〜」。不景気の影響で売り上げが減る中で、法人から個人事業への切り替えを考えているとの部員の声を取り上げました。
 講師は住民税などの例を上げて「個人は収入に則した税金の額になる。法人は役員報酬額が1年間変えられない。売り上げがなく給料が未払いでも翌年度の住民税がかかってくる」ことなどの留意点を話しました。また、売掛金の回収についても学習。前回の学習会で出された「売掛金の回収ができず困っている。取引先の未収金があり、請求することで相手先との関係が悪くならないかと心配」との悩みに「売掛金確認書を相手先に送ったらいいのでは」とアドバイス。売掛金確認書の見本を見ながら解説を受けた参加者は「相手先と書類で金額などを確認することができるのでこれなら安心」と納得した表情を見せました。
 1年前から始められた領収書整理会。参加者は「以前は、領収書整理を1年間まとめてやっていた。経営と記帳を別に考えていたころより、経費がどのくらいかかっているのか、自分の給料がいくらなのかとお金の動きが見えるようになった。今は記帳にやりがいを感じている」と話していました。
 商工新聞や自主計算パンフレットを使って情勢討議し、税制が経済に与えている影響や商売の中で現金がどのように流れているのかを学んでいます。
 次回は、「消費税の問題」と「国税通則法」について学習することにしています。

全国商工新聞(2012年11月19日付)
 
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