消費税10%許したらあかん 業者婦人が宣伝 署名1272人=大阪
「消費税増税なんでやねん」―。大商連婦人部協議会(大婦協)は、2月から3月にかけて消費税増税に反対する街頭宣伝を10地域で行い、161人が参加し、1272人分の署名を集めました。「財源はあります」などのプラスターを掲げ、業者婦人の怒りの声を響かせました。2月の常任幹事会で「消費税10%は絶対に許したらあかん」と話し合い、行動したものです。
プードル君もプラスターを持って岸和田駅前で増税反対を訴えました
にぎやかな宣伝 駆け寄る人も
泉州南地域の岸和田、貝塚、泉佐野、泉南民商婦人部は、2月の毎週日曜日に駅頭で宣伝し、延べ54人が参加、395人分の署名を集めました。12人が参加した2月5日の南海本線岸和田駅前の宣伝は、1時間で128人分の署名が寄せられました。着ぐるみのプードル君が登場し、にぎやかな宣伝行動になり、「署名しとかなあかん」と駆け寄ってくる人や自転車を止めて署名に応えてくれる人もいました。岸和田民商婦人部長は「若い人からお年寄りまでたくさんの人が署名に応えてくれた。消費税増税反対はみんなの声です」と話していました。
北河内地域の守口、門真、大東、四条畷、寝屋川、枚方交野民商婦人部は2月13日、京阪古川橋駅前で宣伝。10人が参加し、113人分の署名を集めました。ビラの受け取りも良く、訴えを熱心に聞いてくれました。
「化粧品が高くなって困る」
北摂地域の豊中、池田、箕面、高槻、茨木、吹田、摂津民商婦人部は2月17日、阪急茨木市駅で宣伝。17人が参加し、78人分の署名を集めました。高槻民商婦人部長は「消費税が引き上げられるとあきらめている人もいるけれど、粘り強く訴え、増税反対の声を広げたい」と力強く語っていました。
北大阪地域の福島、此花、西淀川、北区、淀川、東淀川民商婦人部は2月23日、大阪駅前のヨドバシカメラの前で宣伝。「消費税が上がったら化粧品が高くなって困る」と20代の女性が署名に協力してくれるなど、1時間で68人分の署名が集まりました。
東大阪、南大阪、木津川、北河内、中河内、南河内、泉州北地域でも役員が中心となり、署名、宣伝を行いました。
全国商工新聞(2012年4月2日付)
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