女性経営者・共同経営者交流会「パワーアップセミナー」=大阪・摂津
大阪・摂津市女性政策課は10月15日、「女性経営者・共同経営者交流会 パワーアップセミナー2011」を開き、市内の女性経営者、摂津民主商工会(民商)婦人部員など30人が参加しました。このセミナーは、「女性経営者や共同経営者たちが交流できるネットワークを広げたい」と摂津民商婦人部などの要求を、摂津市が取り上げて開いているもの。毎年テーマを決め、男女共同参画推進計画の一つとして取り組まれています。
9回目を迎える今年のテーマは「経営」。
カフェを経営する摂津民商婦人部員と正雀商店街のおかみさん会がロールアップモデル(模範モデル)として、活動を報告しました。
カフェの話はオープンのプロセス。深夜、飲食店でバイトをし資金を貯め、喫茶経営学校に通いながら、カフェを経営したいと長年の思いを実現させました。黒板に手書きで書いた看板が目印で、店内はカントリーをイメージした、木目と白い壁が特徴です。メニューは和風・洋風食などが中心でランチタイム、ディナータイムで営業、ケーキタイムもあり、全て手作りのケーキにこだわっています。パワーポインターでお店の雰囲気やメニューが映し出されると会場から「食べたい!」と声が上がる場面もありました。
おかみさん会の活動は摂津市商工会事務局が報告しました。おかみさん会の結成の成り立ちや、フリーマケットなどを開いて商店街の活性化を目指す取り組みなどを紹介しました。
後半は、女性政策課・産業振興課が施策を報告。意見を交流しました。
同セミナーには金型製造やレンタルスペース、自動車内装に書道・花道教室など多様な業種が集まっています。趣味を生かした、新たなビジネスの開拓や経営のアピールを前面にして活発に情報交換し、ネットワークをつくるきっかけになっています。
セミナーを開催するにあたり、婦人部では女性政策課課長と懇談し、「震災後の閉塞感を打ち破り、商売のことを交流ができるセミナーを」と準備から携わってきました。
初めての参加者は「商売の工夫を交流できて元気をもらった」と感想を寄せています。
全国商工新聞(2011年11月7日付)
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