京都のほんまもんを出展 にぎわう「はんなり市」=京都
「京都のほんまもんをゆっくり見ていっておくれやす」-京商連婦人部協議会(京婦協)は6月19日、商売を語る交流会「はんなり市」を京都市左京区・みやこめっせ内の日図デザイン博物館で開き、750人の参加者でにぎわいました。「東日本大震災復興支援コーナー」を設け、京都からエールを送ろうと被災地の商品を販売。業者婦人にとって、商売の厳しさ、うれしさを学ぶ機会になりました。
商売のこだわりを語り合った「はんなり市」
40ブースに自慢の商品が所狭しと並ぶ中、実行委員長を務める京婦協の伴正子副会長=仏具販売=が開会宣言。訪れた人たちは早速、気に入った商品を手に店の人と会話が弾みました。
東山民主商工会(民商)の参加者=うちわ製造=は「つながりができたらと思って出店しました」と話します。商工新聞読者=和雑貨製造=は「初めての参加で手作り商品を販売するのは厳しいと感じた。いろいろと考えることもあり、勉強できました」と、商売を学ぶことができました。
丹後からの出展者=織物=は、郷土のちらしずしを100食作って参加。「おいしかったと声をかけてもらい、うれしかった」と感想が寄せられました。
手鏡などを送り被災地を元気に
京婦協の水野恵美子会長=生花販売=は「みんな楽しんでもらってよかった。私たちが元気に頑張ることで、被災地の皆さんにも元気になってほしい」と笑顔。「『ワンコイン500円バザー』で手鏡やくしを買って被災地三県の婦人部に送りたい」と話していました。
舞台では出展者が次々と上がり「廃材を活用、加工してネックレスを作った」など創意工夫した自慢の商品をアピール、交流しました。「はんなり市」は、婦人部の機関会議で「本当に商売が大変になってきた」「異業種交流会をしたい」などの意見が出されたことを受け、三役会で議論に。
実行委員会を立ち上げ、商売を語る交流会を開催することを決定し、実現したものです。
全国商工新聞(2011年7月4日付)
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