中小業者の元気を発信 婦人部商工交流会=岐阜
岐阜県連婦人部協議会(県婦協)は8日、「第1回いらっしゃい!商工交流会」を開き55人が参加。ファッションショーやバザー、商売を語る会など盛りだくさんの交流会になりました。
照れながら、ファッションショーのモデルを務める部員
実行委員長は「昨年から計画をしてきた商工交流会です。笑顔で周りを元気にできるのは業者婦人です。仕事を通し、地域、仲間に元気を発信しましょう」とあいさつしました。
中濃民主商工会(民商)の会員が手がけた着物42着のファッションショーでオープニング。部員たちがモデルを務め、思い思いにポーズをとると会場は感嘆の声や笑いでいっぱいになりました。
その後、バザー会場へ移動し、各民商や個人の作品などをアピール。バザーでの売上金のうち1万5000円を東日本大震災への義援金に充てました。
商売を語る会では生き生きとした業者婦人の声を聞くことができました
午後の商売を語る会では、中濃民商と陶都民商の会員が、(1)なぜ今の商売を始めようと思ったのか(2)開業するにあたっての苦労と、どのように乗り越えられたか(3)信条や心がけていること(4)今後の夢と展望―を語りました。
会員は「製造・販売・経営も一人で大変だが、自分を大切にしながら、誠実にお客さんを裏切らずに商売をしていきたい」「当初銀行に借り入れを申し込んだが鼻であしらわれた。お金をかけないで古民家を改装して始めたデイサービス施設も今では3カ所になった。将来は、子ども、障害者、お年寄りが一緒に集える場所を提供したい」と地域づくりに意欲的に取り組みたいと語りました。
参加者からは「全員参加の楽しく元気の出る交流会だった。毎年やってほしい」と感想が寄せられました。
今回の交流会は、岐阜県婦協の機関紙「いらっしゃい」に登場した部員の生き生きした商売を実際に聞いてみたいとの声から開催につながりました。
全国商工新聞(2011年5月23日付)
|