「はるいち」決起集会 営業と暮らし守る府政を求める=大阪
議員アタックマップを持ち議員訪問の結果を報告する部員たち
「所得税法第56条撤廃」「暮らしと商売を守る府政を」の春一番を大阪から吹かせよう―。大商連婦人部協議会(大婦協)は8日、「はるいち集会―第14回地位向上決起集会」をドーンセンターで開き380人が参加。業者婦人の地位向上と切実な要求実現へ力を一つにすることを決意し合いました。集会後は、デモ行進で大阪府庁を包囲し「所得税法56条は無条件で廃止しろ ブイブイ!」とブイブイコールを響かせました。
業者婦人の地位向上を
大婦協の狭川環会長が開会あいさつ。「56条廃止のためにみんな奮闘しています。国税通則法の改悪を決して許さず、56条廃止の運動をさらに広げていきましょう」と呼びかけました。
舞台では、各民主商工会(民商)婦人部が工夫をこらしたパフォーマンスを披露。
橋下府政の高すぎる国保料、強権的な差し押さえの実態を訴える寸劇をはじめ、「365歩のマーチ」に合わせた替え歌などで会場は笑いと怒りに包まれました。
また、全民商婦人部が56条廃止を求める請願書の紹介議員を増やそうと地元選出議員への訪問を強めてきた「議員アタック」活動の成果を報告しました。
56条廃止署名は大阪府宛てが、2万476人分、市宛てが、8212人分に達したと紹介。集会に参加した日本共産党の黒田まさ子府議、山中智子市議にそれぞれ託しました。
集会アピールでは、国税通則法の改悪と消費税増税を阻止し、56条意見書採択の運動を進めるとともに、いっせい地方選挙では頑張ることを確認しました。
プラカードや横断幕を手にブイブイコールする業者婦人
その後、デモ行進し府庁を包囲。テーマカラーのピンクのグッズを持った業者婦人が「業者婦人の働き分を認めろ ブイブイ!」「中小業者への融資支援を守れ ブイブイ!」とアピールしました。
参加者は「府政に対し、商売を守る政治に変えるためみんな本気で怒っているのを感じた。大変な時期だからこそ、みんなが集まり行動することが大事」「みんなで力を合わせて行政を動かさないといけない」と話していました。
大婦協は集会成功をめざし、56条廃止の賛同を求め16団体を訪問。農民組合大阪府連、大阪税経新人会、自由法曹団大阪支部が集会に参加するとともに、府議会で請願書の紹介議員になった府民ネットワークの高辻八男議員も初めて出席しました。
また、集会までに180人の議員を訪問。56条廃止の要請はがきは大婦協全体で5555枚に上るなど、運動の広がりに確信を深めています。
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