日本母親大会成功へ地元婦人部が奮闘=福島県婦協
母親大会について話し合った白河民商婦人部のおしゃべり小集会
「福島さこらんしょ!」(来て下さい)-。第56回日本母親大会(8月28〜29日)を成功させようと開催地の福島県連婦人部協議会(県婦協)の取り組みが進んでいます。福島県での開催は42年ぶり。全国の仲間を元気に迎えようとはりきっています。
白河民主商工会(民商)婦人部では、白河市をはじめ1市4町の自治体と教育委員会から後援をいただきました。
小集会を開き、母親大会についてみんなで話し、“一言シール”を集めています。7月12日は6支部合同の「おしゃべり小集会」を開き、18人が参加。昼食を食べながら先輩部員から母親運動の歴史などを聞き、“一言シール”に「子どもに未来と幸せが持てる国づくりを」「消費税は引き上げないで」「若者に夢と仕事を」などそれぞれの思いを書き込みました。
婦人部長と白河地方の母親連絡会会長を務める石澤郁子さん=生命保険=は「『生命を生み出す母親は生命を育て、生命を守ることをのぞみます』のスローガンは、次の世代に引き継がなくちゃいけないもの。平和でこそ商売繁盛。母親運動の灯を消してはいけない」との思いで参加を呼びかけています。
「仕事も暮らしも大変。だからこそ、全国の母親、女性たちと力を合わせて頑張るとき」と訴えているのは、郡山民商婦人部長の熊田弘子さん=管工事。母親大会開催を機に部員を訪問して「仕事はどう? 困ったことはない?」と声をかけたいと思っています。
熊田さんは母親大会に特別な思いがあります。中学生の長男が不登校になり、悩んでいた7年前、秋田の母親大会の分科会に参加して「悩んでいるのは、自分一人じゃない。息子にどう接すればいいのか、親として何ができるのか」をつかむことができました。その長男も成人し、家業を手伝っています。「子ども、教育、商売、暮らし、平和などいろんなことをみんなで話せば、勇気と元気がわいてくる。一人でも多くの人に参加してほしい」と話しています。
物産展を担当 準備を着々
県婦協では物産展を担当し、赤ベコの土産物、いわきの海産物、喜多方ラーメンなど、福島ならではの特産品をそろえ、全国の仲間に楽しんでもらおうと準備しています。
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