56条廃止意見書を全会一致で採択=中之条町
群馬県中之条町議会は昨年12月議会の本会議で「所得税法第56条を廃止し自家労賃を必要経費として認めることを求める意見書」を全会一致で採択しました。請願行動で頑張った吾妻民主商工会(民商)婦人部は、これを弾みに仲間を増やし、大きな婦人部をつくろうと燃えています。
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婦人部をスタートさせ力合わせる役員たち |
本会議が開かれた12月18日、婦人部は4人で傍聴。請願代表者のJさん=青果卸=は「よかった。できたての婦人部で無我夢中でやってきたが、さらにみんなで勉強しなくては」と喜びを語りました。
昨年から集まりを持ち始めた同婦人部。嬬恋長野原支部が毎月支部会議を持つようになり、その中で全国の婦人部が取り組んでいる所得税法第56条廃止の運動を知りました。
第11回全国業者婦人決起集会に向け署名と請願・陳情に取り組んでみようと話し合い、2400人分の署名を集めました。集会へは、Mさん=建築=とSさんが参加。2人は「全国で婦人部の人たちがこんなに頑張っていたのか。私たちもやってみよう」と、大きな刺激を受けました。
百崎さんらの話を聞いた嬬恋長野原支部では、3人が婦人部に入部。集まって地位向上リーフを使って学習を進めました。
12月議会では中之条町、東吾妻町、草津町、嬬恋村の4自治体に請願を提出。JさんとMさんがそれぞれの請願の代表を引き受け、請願行動に踏み切りました。
婦人部は1月に会員の店で請願運動の報告会を開くとともに、定期的な会議の開催を計画。新たに県婦協幹事を引き受ける部員も生まれ、「中之条町の採択を力に、他の自治体でも採択されるようみんなで頑張ろう。大きな婦人部にしようね」と心をひとつにしています。全婦協第28回定期総会までに会員比3割の婦人部をめざしています。
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