56条廃止の意見書採択=大阪府高石市
大阪府高石市議会は09年12月議会で「所得税法第56条廃止を求める意見書」を賛成多数で採択しました。この間の和泉高石民主商工会(民商)婦人部の奮闘が実ったもので、9月の和泉市議会に続き、大阪府内で7番目。意見書採択は全国で187自治体(1月12日現在)になりました。
各地の経験生かし運動
和泉民商高石民商婦人部 奮闘実り笑顔
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意見書採択を記念し、祝賀会を開いた和泉高石民商婦人部(中央が平山部長) |
請願書は議会運営委員会で採択され、本会議に提出。公明党会派の2人が退席したものの12月7日、賛成多数で採択されました。傍聴した婦人部の2人は「採択された瞬間、うれしさがこみ上げた。静かにしないといけないと思いつつ飛び上がってしまった」と、笑顔で話していました。
「長い間、この運動に携わってきました。私が元気なうちに意見書採択がかなうかなぁと思っていましたが、本当にうれしい」と話すのは、婦人部役員の筒井礼子さん。力を合わせて採択されたことを心から喜んでいる一人です。
婦人部では9月議会での意見書採択をめざしていましたが、議員との話し合いにより持ち越しに。「何としても12月議会で採択を」と決意していました。和泉市議会での教訓に学び、要請はがきの送付と各会派への訪問を展開。今まで採択された自治体の意見書や記事資料、婦人部独自のパンフレットなどを同封し、議員の自宅に送りました。その後、部長の平山照代さんをはじめ、4人で各会派を回りました。
「私も商売をしていますが、働き分が認められたら良いですねぇ」と声をかける議員など56条廃止に対する理解が深まりました。
婦人部では、この成果を力に、大阪府や国への要請を強めたいと意気込みを新たにしています。
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