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県内初、56条意見書採択=福岡県粕屋町
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意見書採択に、勇気づけられた粕屋民商婦人部(左からMさん、川口粕屋町議員、Yさん) |
福岡県糟屋(かすや)郡粕屋(かすや)町は9月議会で「中小業者の自家労賃を必要経費として認めることを求める意見書(所得税法第56条廃止を求める趣旨)」を総務委員会、および本会議で全会一致で採択しました。県内初の成果に、粕屋民主商工会(民商)婦人部は沸き、12月議会の他町での採択に向けて勇気づけられています。
婦人部では、9月議会での採択をめざして精力的に行動しました。56条について勉強会を開き、きちんと話せるように準備。日本共産党の川口學町議と相談し、まずは総務委員会のメンバーに56条を理解してもらうことに決め、議員宅を訪問して請願趣旨や業者婦人の実態を訴えました。
無所属の女性議員は「同じ女性として、この法律はおかしいと思います」と賛同。また別の無所属の議員も、「私の妻も同じ立場。申告の際に86万円しか控除されないことの不当性も、あなたたちの訴えも分かる」と理解を示しました。
吉浦孝子婦人部長や役員は「採択されて本当に良かった。業者婦人の人権を認めさせ、地位向上につなげていきたい」と喜び合いました。糟屋郡6町(粕屋町、宇美町、篠栗町、志免町、須恵町、久山町)を抱える粕屋民商は、他町にも広げようと現在、12月議会での採択をめざして、議員訪問などを行っています。
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