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都政私物化の実態に驚き ワンダーサイトなど視察ツアーに20人 |
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4月の都知事選挙に立候補を表明している石原慎太郎知事の豪華海外出張問題や都事業への四男の重用問題など、都政私物化の実態に都民の怒りが広がっています。その現状を視察しようと日本機関紙協会は1月18日、「ワンダーサイトと石原オリンピック・取材ツアー」をおこない、マスコミ関係者や労働組合など約20人が参加しました。
最初は文京区本郷にある「トウキョーワンダーサイト」。1等地、3階建ての建物には、知事四男・延啓氏作成のステンドグラスが大きく飾られています。先導する自治労連都庁職の森田稔書記長が「知事は若手美術家・グループの育成と言っていますが、実態は四男のおもちゃ。館長も四男の友人で近くに案内板もなく、開館時間も午後2時半から6時半まで。1日たった8人の入館者。こんな事業に年間4億7000万円も使っているんです」との説明に、一同から「えー」とため息が漏れます。
「オリンピックメインスタジアム予定地」と、同じ臨海部有明にある「五輪選手村予定地」には、広大な土地に都の看板が立っています。森田書記長が「破たんした臨海開発を、来るかどうかわからないオリンピックであおり、8兆円以上もかけ開発をごり押しする計画。シルバーパス経過措置の廃止やマル福(老人医療費の助成制度)の廃止などをやめ、都民に目を向けた都政こそ必要」と指摘すると、参加者も共感していました。
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