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  トップページ > 中小施策のページ > 政府(官庁など) > 全国商工新聞 第2926号 5月17日付
 
中小施策 政府(官庁など)
 

福岡県連の中小業者実態調査で先行き不安が8割超

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マスコミも注目した福岡県連の実態調査についての記者会見

 民主党中心の政権が発足した中で、中小業者の経営実態の変化をつかもうと、「実態アンケート調査」に取り組んだ福岡県商工団体連合会(県連)は6日、記者会見を開き調査結果(1月中旬から3月初旬にかけて調査、2542人から回答)を公表しました。県内の中小業者が、昨年よりいっそう深刻な状況にあることが示された記者会見には7社が取材するなど、高い関心が寄せられました。
 集計の結果の特徴は以下の通りです。
 昨年比で「売上が増えている」のはわずか4%で「減少」は80%、中でも「3割以上の減少」が22%を占め、大きく減った昨年以上に減っていました(利益も同様の傾向)。
 今年の経営見通しは「悪くなる」が53%を占め、「良くなる」は2%にすぎず、「悪くなる」は昨年より8ポイント減ったものの、「わからない」の回答は30%で昨年より6ポイント増えており、先行きへの見通しは昨年と同様8割以上が不安を抱いている実態が明らかになりました。
 取引先からの発注単価は、昨年比で「上がっている」がわずか3%にとどまりました。「引き下げ」は50%を占め、昨年以上に引き下げられています。また、「一方的な発注の打ち切り」があったのは31%。「本業だけで生活できない」が昨年比で6%も多い66%に達しています。経営上困っていることは、仕事・顧客の減少が回答数の36%を占めました。

   
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