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全商連の活動
 

新潟県連が震災被災者への救援訴え(07.7.19)

新潟県中越沖地震の被災者への救援を訴えます
新潟県商工団体連合会会長 能登惣五郎


7月16日午前10時13分に発生した新潟中越沖地震は、死者10名・重軽傷者約1300名、住宅の被害は全壊944棟を含め住宅の損壊が2600棟を超える大災害となりました。店舗・工場等の被害も広範囲に広がり、柏崎市では三年前の中越大震災を上回る大惨事となりました。

柏崎民商会員さんの中では10名が住宅全壊、その他、工場が全壊になった人、住宅・店舗・工場などの被害を受けている会員は200名を超えるものと思われます。被害は、柏崎を中心にしながら長岡市、見附市等にも広がっており、被害の程度も日を追って広がっています。

現地の民商の役員が震災直後から、自分の住宅・店舗の被害は後回しで、会員さん、商工新聞読者の皆さんの安否と被災状況の確認に奔走していますが、道路も亀裂や段差ができて動きが取れないところ、自宅から離れて連絡がつかない人もあり、今日で四日目に入っていますが、全会員の状況を抑えるまでには至っていません。昨日、電気がやっと回復しましたが、水道、ガスはストップしたままで、回復にはまだ時間がかかるものと思われます。三年前に続いて被害を受けた人も大勢います。

震災直後から、全国の県連・民商の皆さんからご心配を頂き、激励の電話・電報等もいただいています。

新潟県連としても会長を先頭に、震災の翌日から柏崎を中心とする震災地域に入り、救援活動を現地民商と相談しながら全県の民商が力を合わせて救援活動を取り組むことにしています。

この間、被災された会員を訪問する中で、水道が全市でストップし、洗濯や顔を洗うのも出来ない状態の中で、自家用の地下水道の水を地域の人に利用してもらうようにして、洗濯機までわざわざ買い求め、飲み水も遠くまで湧き水を汲み行きタンクに詰めて運んできて、店先に置いて「日頃地域の人達に世話になっているから」と提供している居酒屋の会員さんなど、深刻な被害の中で地域の人達に思いを馳せ、「あったか民商」精神を発揮している会員さんにも出会い、「これこそ民商」とあらためて心を熱くさせられ、民商運動に対する誇りと確信を深める場面にも出会うことができました。

今回の大震災の被害を乗り越えて、商売・くらしを再建していくには国・県・自治体のこれまでの慣例を越えた支援が求められています。そうした運動もみなさんの力も借りながら運動を強めていきたいと考えています。中越大震災の時も、被災し一度は廃業まで考えた仲間が全国・全県の仲間の励ましを知り、「もう一度、商売を再建しよう」となっていったように、全国・全県の仲間のあたたかい支援が心の大きな支えとなりました。

全国の皆さんには、三年前の7・13中越大水害、中越大震災、中越大震災後二年にわたる豪雪災害などに引き続いての、多大なご支援をお願いすることになります。
v 全国・全県の会員のみなさんの商売・くらしも大変な時ですが、今回の地震で大変な被害を受けた仲間の生活と商売の再建に向けて、みなさんの心温まるご支援を心から訴えます。各民商で、ぜひ多くの会員・読者のみなさんに訴え募金を広げていただくように心からお願い申し上げます。

▼義援募金の振込先=第四銀行大形支店 普通預金 1432890 新潟県商工団体連合会 能登惣五郎

2007年7月19日
   
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