東北地方太平洋沖地震の緊急情報(3)
2011年3月13日
全商連東北地方太平洋沖地震対策本部
本部長 国分 稔
県 連 御中
東北地方太平洋沖地震の緊急情報(3)
本日の(2)号連絡以後、寄せられた情報についてお知らせします。
宮城 遠藤強・山形県連会長が13日、宮城県連事務所に到着し、伊藤貞夫県連会長と再会。無事を確認しました。仙台市内は、電気も復旧し始め、役員・会員の安否確認を急いでいます。遠藤会長はいったん山形に帰り、14日に再度仙台入りして激励活動に回る予定です。
岩手 宮古市では現在、市街地中心部に入るところで規制があり、立ち入り禁止の状況。津波は駅まで到達したものの、宮古民商事務所は無事でした。木村会長も無事。木村明事務局長は、当日4時に事務所にいるところが確認されています。深沢口事務局員も無事でした。(追伸)盛岡市内はガソリンスタンド中心に大渋滞。(14時半、県連より)。
北海道 釧路民商から管轄地域の報告がきました。釧路から厚岸町までは、津波で漁船が3隻打ち上げられて道路を遮断するなど、各地で通行止めがあります。若竹町は津波被害がひどく、会員(漁業)は腰まで水につかった。根室市花崎港の会員(民宿)のところでは、1階の半分まで水浸。若竹町、根室市花崎港地区、別海町本別海地区などは民商会員をはじめみな避難しています。(13時、道連より)
青森 八戸民商から情報が寄せられました。八戸市内は大津波により、大きな被害が。八戸市湊、白銀の地域には、会員は10人ほどいるが、工場、自宅等は、津波の被害で建物はほぼ崩壊状況。多くの人は避難している模様です。八戸市内は、部分的に停電も解除されている。しかし、水・料飲水等は給水車が出て補給している状況。詳細は付近に近づけない状況があり、不明。電話は、携帯も含め通信状況が悪く、会員の実態は、把握できないでいます。(11時半、県連より)
長野 栄村一青倉地区、横倉地区は住宅被害が激しく避難所生活。お年寄り世帯が多く住宅再建は困難で仮設住宅など長期化の恐れも心配されます。飯山市照丘地区(栄村との境)の建設業の会員は水道が止まり、住宅の壁・床に亀裂が走り、家具も転倒。工場の梁が真ん中で折れ、工場が道路側に倒れないようロープで牽引している事態。野沢温泉村のきのこ工場の会員は、住宅は家具が転倒。工場は棚が倒れぐちゃぐちゃの状態。親戚の助けを得て作業再会へ努力中(15時半、県連より)。
各地から支援の動きが続々
- ◆東商連は12日、三役名で会員に緊急支援を呼びかけました。
- ◆東京・八王子民商は13日三役会を開き、会員に募金を呼びかけました。福島県相馬市出身の大内事務局員が相双民商に届けたいと話しています。
- ◆岐阜県連は12日、有志で岐阜駅ロータリーで募金を街頭で呼びかけ、1時間で1万6千円余が寄せられました。
- ◆大阪・東大阪民商はアクションデーの13日、急きょ近鉄の2つの駅で大震災の募金活動を行い、「阪神淡路のときはお世話になった」「実家が宮城で連絡がとれていない」などの声が寄せられ、また若い人の協力も多く6万4千円余の募金が寄せられました。
- ◆兵庫・西宮民商は13日、緊急三役会で大震災の「緊急支援対策本部」を立ち上げました。14日の重税反対集会でも募金を呼びかけます。
- ◆福岡県連は大震災の「救援対策本部」を設置し、13日に救援募金を開始し、全民商に全県をあげて取り組むことを呼びかけました。
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