東北地方太平洋沖地震の緊急情報(2)
2011年3月13日
全商連東北地方太平洋沖地震対策本部
本部長 国分 稔
県 連 御中
東北地方太平洋沖地震の緊急情報(2)
連日の奮闘ご苦労さまです。
地震・津波の被害は死亡者が1000人を超えるとの報道もあります。引き続き、現時点でつかめた情報についてお知らせします。
宮城 13日朝8時、西村副会長宅へ伊藤貞夫県連会長(全商連常任理事)より電話あり。「初めて電話が通じた。自宅は壊れなかったが中は散乱。片づけをしている。外部への連絡が途絶えている。永沢事務局長にも連絡取れない。携帯は使えない。多くの人が小学校の体育館に避難。車は渋滞。水、食料が不足している。集団申告最中に地震が起き、申告できなかった。情報はTV、ラジオから」
岩手 下机県連事務局長の話……宮古は税務署前に集まっていたところで地震が起こりパニックになった模様。盛岡民商ではデモ指示をしているところだった。陸前高田、大船渡、宮古は集会会場まるごと津波に飲み込まれた模様。地元のIBCラジオが生存者の名前を読み上げているが、役員と思われる名前は2人しか確認できなかった。(12日17時50分時点)
福島 松本・相双民商事務局長の話……いわき集会に支援に行っている時に、地震に遭遇し、申告は中止に。原発事故で避難を余儀なくされている。相双民商管轄の南相馬市などは大きい被害だが、懸命に連絡とるよう努力中(13日午前9時)。
全商連共済会・山崎正博理事の話……いわき集会が終了し、デモに移ろうとしたときに、地震が襲ってきた。デモは即中止した。事務所の天井が落ちて、いま片付けているところ。周辺の会員とは連絡がとれず、実情がつかめない。(12日午後)
青森 八戸市は余震が続く。11日から12日にかけて断続的に30回以上。海岸部がすごい被害。津波はむつ湾は解除にならないが、会員の近くの関根浜は2.6メートルの津波。電気もつながっていないところもある。(12日午後)
秋田 小玉正憲県連会長の話……11日から12日の夕方まで停電で店は休み。断水のところもある。11日の集会が終わって雪とカミナリで大変な状況でのデモだったが、その最中に地震が起きた。税務署内でも揺れていた。ローソクで一夜を過ごした。12日午前中は事務局員が会員訪問した。(12日20時25分)。
山形 全商連理事・高橋徳雄さんの話……携帯電話で地震予報警報が鳴ったと思ったら、すぐに揺れ始めた。地震が来たとき南陽市は吹雪で、外にも逃げられない状況で困った。停電になり、一夜を過ごした。電話が通じないので仲間に連絡が取れない。民商にも電話したが、出ない。酒屋でビンが割れたなどの被害を聞いた。(12日午後)
米沢民商では、電話できず会員に連絡できない。車を動かそうにもガソリンスタンドが閉店中。手動式で販売しているところは1〜2時間待ち。電気ストーブの家が多く、寒い夜をすごしたようだ。小さな店(雑貨店など)は、インスタントラーメンや乾電池を店頭に並んでいる分だけ販売。それらは売り切ってしまった(12日午後)
12日、遠藤強全商連常任理事が山形から宮城に支援に入りました。渡辺全商連事務局員(編集局)が夜、新潟から宮城入りめざして出発しました。報告を受け次第、情報を発信します。
※この連絡は県連のみに送っています。各民商、県連役員、民商役員のみなさんに送付をお願いします。
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