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映画「陸に上がった軍艦」 |
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映画「陸に上がった軍艦」の1シーン(○Cピクチャーズネットワーク) |
原作・脚本・出演
新藤兼人
監督 山本 保博
「ああ、シナリオがおしまいだ。なんにもしないうちに、鉄砲の弾に当たって死ぬのか‥‥」
松竹大船脚本部のシナリオライターだった新藤は帝国海軍二等水兵として呉海兵団に徴兵・入隊。過酷な軍隊生活が始まった。
「お前たちはクズだ。兵隊ではない。クズを兵隊にしてやるんだ」それまで一人前の社会人として仕事をしてきた者たちが、18歳の兵長にビンタを食らわされ、殴られる…。
召集令状を受けて1944年春、32歳で広島県の呉海兵団に入隊した新藤兼人さん。同年6月に宝塚海軍航空隊に配属され、翌年上等水兵で敗戦を迎えました。
戦後60年を過ぎ、戦争実体験を語れる人は少なくなっています。この映画は95歳にして現役、日本映画界最高齢の監督が証言者として出演し、戦争体験の証言と再現ドラマで構成されたドキュメンタリー・ドラマです。
弱兵目線で戦争の不条理さを描くのは新藤氏の助監督を長く務めた山本保博氏。未来へと手渡す老兵のメッセージを、劇場でご覧下さい。
渋谷・ユーロスペース2ほかにて7月28日から全国公開予定。詳しくはシネマ・ディスト(Tel03・3505・1874)まで |
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