条件変更中に融資実現 「これでひと安心」=名古屋南民商
「融資が実現してほっとしました」と話す川崎さん
名古屋南民商みどり支部の川崎いづみさん=料飲=は、名古屋市小規模企業金融公社へ150万円の融資を申し込み、100万円の融資を実現しました。条件変更中でしたが、「これでひと安心」と笑顔いっぱいです。
川崎さんは名古屋市緑区で10年以上にわたり居酒屋「このみ」を経営。融資を受けて順調に商売を伸ばしていましたが、リーマンショックを機に業績が悪化。融資の条件変更や経費節減で、一人で店を切り盛りし、何とか借入金の返済を続けてきました。
しかし昨年の消費税増税と前後して、仕入れが高騰。運転資金が必要となりました。
川崎さんは「条件変更中だとなかなか銀行で融資が受けられないのでは」と思いながらも民商と相談。名古屋市小規模企業金融公社へ融資を申し込むことにしました。
必要資金と返済見通しを計算し、8月5日に150万円を申し込み。同月11日に店で審査を受けた際は、「人も雇わず、節約しながら営業を続けている」などと、現在の経営状況と事業内容をしっかり説明、条件変更中であることも話しました。
その結果、4日後の8月15日に、申し込み金額より減額されたものの100万円の融資決定の連絡が入りました。
川崎さんは「民商と相談しながら、最後まであきらめずに頑張ったことで融資が実現できた。商売にも力が入る。これでひと安心できる」と喜んでいました。
いまでは「融資のことなど、困っている業者の方は『ぜひ民商に相談を』」と訴えています。
全国商工新聞(2015年8月31日付) |