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  トップページ > 金融のページ > 融資等 > 全国商工新聞 第3176号7月13日付
相談は民商へ
 
 
金融 融資等
 

あきらめず融資実現 経営計画示し信金交渉=岩手・一関

 岩手・一関民主商工会(民商)のIさん=飲食=は6月1日、県の制度融資(小口事業資金)を活用し運転資金を獲得しました。民商の仲間とともに経営計画を策定し、金融機関とも交渉した成果です。安心して相談できる仲間に出会い、よりいっそう商売への意欲を燃やしています。

これで商売に打ち込める
開業決意して

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 長年、食品を扱う小売店に勤務していたIさん。「新鮮な魚介類を提供し、地域の方に食の喜びと楽しみを実感してほしい」と昨年4月、かねてから希望していた飲食店の開業を決意し、融資のあっせんを求めて商工会議所に出向きました。
 ところが、「(事業の)実績がない。(実績を)作ってから再度出向いてほしい」と対応。Iさんは直接、一関信用金庫を訪問し、開業資金の融資を求めました。信金も「書類を完成させてから再度来てほしい」。
 そこで昨年6月に自己資金のみでの開業に踏み切ることとしました。以降、業績は好調に推移し、開業から2カ月目で目標としていた売上額を達成。しかし運転資金に余裕がないことが不安要素として残りました。

民商と出会い
 そんな折、知り合いの民商会員から「融資の相談にも乗ってくれる」と聞いたIさんは、15年1月に民商に相談。入会し、融資実現に向けての準備を進めることにしました。
 「確実に融資を受けるためには、経営計画の策定は必須」「計画を立てる前にまずは記帳・経理についての理解を深めるべき」など、民商の仲間からアドバイスを受けて大いに奮起。3月までの3カ月間事務所に足を運び、自主計算ノートを活用して経理学習に取り組みました。
 その後、「事業計画策定シート」を活用し、現状における商売の強みや弱み、改善点や伸ばすべき点などを明確化。リピーターやファミリー客確保のためのメニュー開発や、原価率の引き下げなど今後の展望を盛り込み、4月半ばに計画書完成にこぎつけました。

仲間とともに
 Iさんは4月13日、一関信金の担当者と面談し、経営計画書を提出の上、運転資金の融資を求めました。「利子補給制度がある制度融資を活用したい」と堂々と主張し、計画書の内容に沿い、今後の経営の方向性についてプレゼンテーションを行いました。
 数日後、担当者から「お貸しします」と返事があり、6月1日に実行されました。
 民商の仲間とともに融資を実現したIさん。昨年9月、同信金に借し渋りをしないよう支部で交渉したことも力になりました。「民商の皆さんには親身に相談に乗っていただいた上に、適切なアドバイスを受けることができ本当に助かった。運転資金も確保でき、これまで以上に張り切って商売に打ち込める。民商に入って本当に良かった」と喜んでいます。

全国商工新聞(2015年7月13日付)
 
   

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