保証審査も家族全員で融資実現=兵庫・神戸北
「全員で融資を実現できた」と喜ぶ石井さん一家(左から2人目が義信さん)
兵庫・神戸北民主商工会(民商)の石井義信さんは8月初旬、神戸市の中小企業融資制度「小規模企業おうえん融資」を活用し、400万円の融資を実現しました。「民商のアドバイスがあったからこそ実現できた」と大喜びです。
石井さんは神戸市内で造園業「摂津グリーン」を親子で営んでいます。仕事も順調でしたが7月半ば、造園工事の途中で、突然トラックのクレーンが折れる事故が起きました。
急ぎの仕事に追われていた石井さんは「これでは仕事にならない。早期に資金を確保し、トラックを購入したい」と民商に相談。民商では、小規模事業者が活用できる神戸市の「小規模企業おうえん融資」(限度額500万円)の活用をアドバイスし、早速申し込んだところ、2週間ほどで融資が実現しました。
石井さんは「仕事に支障をきたすところだった。民商のアドバイスがあったからこそ実現できた。信用保証協会の審査の際にも、手際良く資金使途の名目を説明できて、好感度も抜群だったと評価された」といいます。
家族ぐるみで経営している「摂津グリーン」だけに、保証協会の審査も家族総出で立ち会い。「説明できる体制を整え、帳簿も整備し、納得いく説明を」と準備も進めてきただけに「全員で実現できた400万円」と大喜びです。
石井さんは「民商のいろいろな経験に学び、仲間の知恵を借りることができて助かった。いろいろな業態の実践的アドバイスは民商ならではの分野」と民商の値打ちに感服していました。
全国商工新聞(2014年9月15日付) |