広島県創業支援金で150万円の融資実現=広島・福山
融資も実現し「多くの人を助けたい」と抱負を語る菅さん
広島・福山民主商工会の会員でカイロプラクティック施術院・背中美人の代表、菅大祐さんは先ごろ、広島県創業支援金を活用し、150万円の融資を実現しました。「希望通りの額が実現した。長年の夢だった独立が実現した。これからも頑張りたい」と喜んでいます。
菅さんは高校時代に部活動のハンドボールで腰を痛め、歩くこともつらい状態になりました。知人の紹介でカイロプラクティックを受診し、症状が改善。「自分と同じように痛みを抱えている人を助けたい」と思うようになりました。
地元の大学を卒業した後、製鉄所内の整備工事に従事しながら、知人の治療院でインターンとしてカイロプラクティックの勉強を9年間続けてきました。その間、オーストラリアの大学を通信と留学で卒業。健康科学博士号を取得しました。
担当する患者も増え、自己資金も100万円ほどたまり独立を決意。融資を受けようと民商を訪ねました。
アドバイスを受けながら事業計画書を作成し、広島銀行に申し込み、銀行では店舗の改装や当面する運転資金の必要性を説明。返済計画も示し、希望どおりの150万円が実現しました。
菅さんは「患者さんから痛みが消えたと喜ばれるのが一番のやりがい。1人でも多くの人の役に立ちたい」と抱負を語っています。
全国商工新聞(2012年4月23日付)
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