居酒屋出店へ　融資実現1000万円　希望の満額＝愛知・名古屋南

　名古屋南民主商工会（民商）道徳豊田支部の森利恵さん＝中華＝は先ごろ、愛知県の商工業振興資金・小規模企業資金を活用し、新店舗の出店費用1000万円の融資を実現しました。
　新店舗は96席あるレストラン風居酒屋「台湾屋台　春天」。「希望の満額が実現した。新しいお店でさらに頑張りたい」と抱負を語っています。
　森さんは名古屋市南区内で中華料理店を9年余経営してきた経験を生かして、事業の拡大をしようと考えました。江南市に新しい店舗を見つけ、融資を受けたいと民商に相談。新規出店の意欲や計画、店舗周辺のリサーチ、売り上げ予測などを準備するようにアドバイスを受けました。1月16日に取引のあった瀬戸信用金庫を訪ね、1000万円の融資を申し込みました。
　森さんは、出店予定地の近くに複合型娯楽施設があり、集客が見込めることや競合店が近所に少なく、立地のよさを説明。また夏にはビヤガーデン、子ども向けのサービスを充実させるなどの事業計画とともに、地域の人が集まりやすいお店にし、お手ごろな価格で本格的な中華を提供したいと熱心に語りました。合わせて客単価、売り上げ予測、従業員の給与など、採算性も説得力を持って語りました。
　森さんの説明に信金も納得。保証協会から1月23日に連絡が入り、融資の実行が決まりました。「民商で相談できて、心強かった。安心して進めることができました」と喜び、4月の開店に向け準備を進めています。