生活福祉資金157万円 足治療と仕事復帰へ光明=新潟
仕事復帰へ光見えた
新潟民主商工会(民商)のTさん=運送=は先ごろ、生活福祉資金157万円(運転資金33万円、入院費34万円、6カ月分の生活費90万円)を申し込み、全額借り入れを実現しました。「この制度が分かっていれば、もっと足の手術も早くできた。まだ手術やリハビリがあるけど、この分だとちゃんと歩けるようになるし、仕事もできると先生も言ってたわ」と喜んでいます。
以前働いていた運送会社で足を悪くしたTさんは、会社を辞めて軽貨物の運送・宅配の仕事を始めました。しかし、痛む足をかばっているうちに両足の痛みがひどくなり、夏ごろ医者から手術を勧められました。
手術となると、リハビリも含めて半年は事業を休まなくてはなりません。「パートや、お客さまに迷惑がかかる。収入もなくなれば入院どころではない」と悩んでいました。そんな折、足の状態が良くないことを理由にチャーター便の仕事を打ち切られることに。そのため市会議員を通じて福祉事務所に連絡し、商売や病気の事情を説明し生活福祉資金を申し込みました。
用紙には「足が回復すれば今よりも運送の仕事ができるようになるため、売り上げアップが見込める」ことなどを書き込みました。何度か書き直しを要求されましたが、ほどなく全額貸付の連絡があり、11月上旬には手術も成功。11月下旬に福祉資金が振り込まれました。「市の社会福祉協議会の担当者も協力的で、本当に良くしてくれた。感謝している。書類審査が1カ月ごとなどのしばりがなくなれば、より利用しやすい制度になると思う」と話しています。
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