全商連トップページ
中小施策 税金 国保・年金 金融 経営 業種 地域 平和・民主 教育・文化 県連・民商 検索
 全商連とは活動方針・決議署名宣伝資料調査婦人部青年部共済会商工研究所発行案内入会申込リンク
 

トップページ > 金融のページ > 融資等 > 全国商工新聞 第2955号 12月13日付

 
金融 融資等
 

生活福祉資金121万円余を実現=長野・上伊那

Photo
福祉資金の貸し付けを実現し、喜ぶセシリアさん(左から3人目)と支部の人たち

 長野・上伊那民主商工会(民商)の原セシリアさん=飲食=は11月9日、生活福祉資金(福祉資金・福祉費・生業を営むために必要な経費)で121万3000円の貸し付けを実現、念願の「wow!!」を開業しました。「6カ月かかりましたが、日本国籍のない私が借り入れを実現できたのは、民商の支部の仲間の応援や社会福祉協議会(社協)の人たちのおかげ。感謝しています、ありがとうございます」と喜んでいます。

新店舗への移転費用

 長い不況の中、先行きに不安を感じた原さんは、支部の仲間で税対部長の酒井信さん=園芸=に相談。「店舗の家賃が経営を圧迫しているのでは」との指摘を受け、新店舗への移転を考えました。資金についても民商に相談したところ、商工新聞に紹介されていた生活福祉資金に行き着き、5月中旬に事務局員と伊那市社協に申し込みました。担当者が協力的だったこともあり、申請書や事業計画書などの書き方、商工会議所への意見書の依頼、民生委員へのお願いなどを完了。事業計画書はアドバイスを受けつつ、店舗移転後の改善計画などを、具体的な数字を挙げつつ書き込みました。
 ところが6月24日、県社協から「定住権がないため貸し付け対象外」との決定通知が届きました。市社協の担当者から「定住権を得れば借りられる」とのアドバイスを受け、1カ月かけて定住権を取得し、再度申請。その後も県社協から計3回の書き直しを要求されました。
 「もうだめかもしれない」とあきらめかけていた原さんですが、市社協の担当者などからアドバイスを受け、県議から県社協に働きかけを行うことに。県社協と懇談し、貸し付けが実現するよう交渉してもらいました。
 申請から約6カ月後の11月9日、無事口座に121万3000円が振り込まれました。「小学生5年生の長男と家事の応援に、フィリピンから母もきてくれました。家族のためにも応援してくれた皆さんのためにも、周囲に喜んでもらえる店にしたい」と今後に期待を膨らませています。

  ページの先頭
 
(C)全国商工団体連合会 著作権について 〒171-8575 東京都豊島区目白2-36-13 TEL 03-3987-4391 FAX 03-3988-0820 サイトマップ メール