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トップページ > 金融のページ > 融資等 > 全国商工新聞 第2949号 11月1日付

 
金融 融資等
 

 本紙(9月20日号)を活用し、「私も、住宅ローン金利が下がった」という喜びの声が相次いでいます。中には、その場で金利が下がったという人も。各地の民主商工会(民商)会員の実践を紹介します。

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「住宅ローンも金利が下がってよかった」と話す斉藤さん(右)

その場で1万円超=愛知・尾張
 愛知・尾張東部民商の斉藤誠さん=機械工具販売=は、取引先の銀行に「電話1本で住宅ローン金利引き下げ」と報じた全国商工新聞(9月20日号)を持ち込み、金利を下げることができました。
 斉藤さんは01年1月に中古住宅を3100万円で購入。2年固定、2・2%の金利で住宅ローンを支払っていました。
 そこに飛び込んできたのが「電話1本…」の記事。さっそく持参して取引先の名古屋銀行を訪問。控えめに商工新聞を見せながら「うちの場合も何とかならないのでしょうか」と切り出すと、応対した行員は少し考えて金利を調べた末に「2年固定で1・6%にできます」との返事。手数料は1万5000円余かかるといわれましたが、毎月の返済額は1万1500円の減額になりました。
 斉藤さんは「打診のつもりで行ったのにその場で金利が下がるとは驚きでした。不況だから大助かり。さっそく友達にも伝えたい」と話しています。

月8000円減額=福岡
 中華料理店を夫とともに切り盛りしている福岡民商の出雲冨士子さんは、商工新聞(9月20日号)を見てさっそく住宅ローンを組んでいる福岡中央銀行に電話。商工新聞の記事も紹介し「金利を下げてほしい」と交渉しました。
 出雲さんの住宅ローンは、現在5年固定で3・1%。電話してから数日後、銀行員が自宅まで訪れて「金利は1・1%下げ、2%にするが、その代わりにクレジットカードを作ってほしい」と言いました。
 かつて銀行と交渉して金利を下げてもらった経験がある出雲さんは「カードを作るから金利をもっと下げてくれませんか」と再度要請しました。
 10月4日に銀行から連絡があり、決済された金利は2%のままでしたが、1%以上も金利が下がり、毎月の支払いは8000円減額になることを考え、納得。手数料5250円を支払い、10月のローン支払い分から金利が下がることになりました。
 出雲さんから話を聞いた福岡民商の宇治田隆之事務局長も住宅ローンを5年固定で組んでいる西日本シティ銀行に電話で交渉しました。
 はじめは「借り換えでないと金利は下げられない」と拒んでいましたが、「福岡中央銀行は1%以上下げた」と具体例を出すと、担当者は「稟議を上げてみる」と変化。決済はまだですが、現在2・75%の金利が1%程度引き下げの方向で話が進んでいます。

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