「ゼロ金利融資」を拡充=東京・世田谷
東京都世田谷区は10月1日から「景気対策経営改善資金特別融資」をスタートします。
10月1日から9月末に期限を迎える「ゼロ金利融資」(小口零細資金緊急特別融資)に代わるもので限度額が500万円から1000万円になり、返済期間が5年から7年、据置期間が6カ月から12カ月へと拡充しました。
区内の世田谷、玉川、北沢の3民主商工会(民商)は協力して「ゼロ金利融資の存続と拡充」を求めて署名に取り組み、8月6日には産業政策部に要請してきました。
「ゼロ金利融資」はこれまでに2902件のあっせん、2177件の融資が実行され、世田谷民商が相談に乗った申し込みは、ほとんど実現してきました。こうした実績と道理ある交渉が、ゼロ金利延長と拡充に結びつきました。
世田谷民商の小畑詰則会長=紳士服仕立=は「われわれの運動が実り、融資が延長された。中小業者は景気回復の実感がまったくない。信用保証料の2分の1補助の復活を求め、区内の業者に知らせ、積極的に活用したい」と話しています。
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