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トップページ > 金融のページ > 融資制度 > 全国商工新聞 第2922号 4月12日付

 
金融 融資制度
 

「もっと商売したい」と語り生活福祉資金借り入れ実現


 長崎・佐世保民主商工会(民商)のKさん=婦人服販売=は先ごろ、生活福祉資金で100万円の借り入れを実現しました。
 昨年4月に、雑貨やペット用グッズを扱う店を息子さんと開業したKさんは、売り上げが思うように伸びない状態が続きました。そこで婦人服販売に10年間携わった経験を生かし、新たに婦人服販売を手がけようと決意。フィッティングルームの設置と店舗入り口を改装するため、設備・運転資金を借り入れたいと09年末に民商に入会しました。日本政策金融公庫(政策公庫)に約300万円の融資を申し込みましたが、断られてしまいました。
 「商売を始めてまだ1年しかたってない。このまま終わるのは悔しい。もっと商売がしたい」。そう思ったKさんは、あきらめずにもう一度、民商事務局員に相談しました。何か手がないか探していたところ、商工新聞に載っていた生活福祉資金の貸し付け実現の記事を読み、「これだ!」と確信。事務局員とともに社会福祉協議会(社協)に出かけ、250万円の資金を申し込みました。併せて提出した事業継続計画書には、婦人服の販売経験が強みであること、フィッティングルームを設置することでトータルコーディネートを提供でき、売り上げを伸ばせることなどを書きました。事務局員の力添えを受けながら商売継続に対する思いを語ったところ、社協の担当者が理解を示し、100万円の貸し付けが実行されることになりました。
 「民商に入って本当に助かった」と喜ぶKさん。今回の資金をもとに商売を軌道に乗せ、頑張っていきたいと話しています。

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