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トップページ > 金融のページ > 融資制度 > 全国商工新聞 第2916号 3月 1日付

 
金融 融資制度
 

創業融資で150万円実現・経営計画示し交渉


 埼玉・川口民主商工会(民商)のSさん=飲食=は2月2日、埼玉県の創業支援融資を活用して150万円の運転資金を獲得しました。「これで売り上げを伸ばすために新たなスタートを切ることができる」と喜んでいます。
 Sさんは08年9月、旧国民生活金融公庫から400万円の開業資金を借り入れ、丼とお酒の店「どんぐり」を開業。しかし不況のあおりを受け、売り上げは思ったほど伸びず、追加で融資を受けることを考えました。
 預金取引のある都市銀行に昨年10月初旬、融資の相談に行きましたが、借入残高が多いことを理由に断られました。困っていたときにお客さんから民商の話を聞き12月、「融資を受けたい」と相談。民商に入会し、役員とともに今後のことを相談しながら、経営計画を作成しました。単価の高い商品在庫の確保、宣伝広告費、店内装飾などの資金使途を明らかにし、青木信用金庫並木町支店に融資を申し出ました。
 開店当初から毎日しっかりと帳簿を付けていること、「愛彩豚・ハーブヨーグルトン」など埼玉の産直品にこだわったメニューを工夫していること、昨年からミクシィ(ネット上の交流の場)に紹介され、特定の顧客がついて売り上げが伸びていることなどが高く評価され、融資が実現しました。

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