創業支援融資で300万円実現・工場開き利益増
岐阜・岐阜北民主商工会(民商)のAさん=自動車塗装=は9月末、300万円の融資を実現しました。
活用したのは岐阜県創業支援融資制度で、県内での業暦1年未満が対象で、無担保・無保証人です。「自分で塗装すると利益幅がぜんぜん違う。受注はあるので、絶対頑張る。やりがいがわいてきた」とAさんは張り切っています。
自動車の塗装工として働いていたAさんは、思い切って3月に独立開業しました。ところが、資金が不足していたために工場が持てずに、仕事を外注に出していました。
資金をためようと思っていましたが、仲介の業態では利益がなかなか上がらず、工場を持つことを真剣に考えました。以前、法律事務所に相談したとき、「独立したら民商に入会したらいいよ」と言われたことを思い出し、7月16日、民商の事務所を訪ね、「融資を受けて工場を持ちたい」と相談。民商の仲間はAさんは業暦が4カ月しかなかったことから、岐阜県の創業支援融資制度を申し込むことを勧めました。
民商なら歓迎
さっそく、必要な書類をそろえ、県信用保証協会や銀行に足を運んで相談しました。この間、民商が相談に乗って申し込んだ創業支援制度は、100%実現させています。保証協会も銀行も「民商さんを通じて申し込まれる融資は必要な書類がしっかりとそろっているので、大歓迎です。積極的に申し込んで下さい」と信頼を得ています。
Aさんも9月末に希望額どおりの融資を獲得。瑞穂市内に自家工場を開設し、若い従業員を1人雇うこともできました。
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