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トップページ > 金融のページ > 融資制度 > 全国商工新聞 第2894号 9月7日付

 
金融 融資制度
 

政策公庫と交渉し融資実現=広島

 広島・福山民主商工会(民商)松永支部のKさん=すし店=は先ごろ、3度目の申し込みで日本政策金融公庫から170万円の融資を獲得しました。税金滞納や借り入れ返済の遅れを理由に断られていましたが、粘り強く交渉し、実現させたもの。
 日ごろから商工新聞をよく読み、必要な記事は保存していたKさんは「商工新聞で勇気づけられ、あきらめずに頑張れた」と喜びを語っています。
 Kさんのすし店は創業32年目。12年前に移転した現在の店舗の壁や床が痛むなど老朽化が進み、改修費用として170万円が必要になりました。
 初めは12年前の移転資金との借り換えで600万円を申し込みましたが、1週間後、「この度の融資はお断りします」と書いた文書だけが送られてきました。納得できなかったKさんは「なぜ断られたのか」と問い合わせたところ、「消費税の支払いが残っている。既存の設備と運転を一緒にすることはできない」との回答。
 Kさんは資金繰りを再検討し、設備の必要性と合わせて経営改善計画を示しました。また消費税は税務署と交渉し、1年以内の分納約束をしていることを主張し6月24日、設備資金として460万円を申し込みました。
 面接をした融資課長は「過去に返済が遅れたことが断った理由」と主張。Kさんは「遅れはあったが、月内にきちんと返済してきた。困っている時になぜ融資を渋るのか」と迫りました。しかし、「今後の返済状況を見て判断する」と再度、断られました。
 「過去の遅れよりも今後、どう商売を続けていくのかを見てもらいたい。融資が出るまであきらめない」とKさんは7月1日、一本化が難しいなら「内装費170万円だけでも」と3度目の申込書を提出。面接の2日後に政策公庫の職員が現地調査に訪れ、30日に融資決定通知が届きました。
 
     
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