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トップページ > 金融のページ > 融資制度 > 全国商工新聞 第2871号 3月16日付

 
金融 融資制度
 

まさかの緊急保証融資実現次つぎ 札幌

 北海道・札幌北部民主商工会(民商)は、春の運動で切実な資金繰り要求に対応。緊急保証を活用して融資を実現させています。
 Mさん=電気工事=は1月初め、融資は無理とあきらめていましたが、税金納付を約束し、二つ目の銀行で500万円の融資が実行されました。
 Mさんは税務署に納税猶予の申請を提出しましたが、時間差で取引銀行に振り込まれた売掛金88万円全額が差し押さえられました。
 税務署は今後の納付額の相談には応じるが、「差し押さえは解除できない」との対応でした。
 昨年11月、ホームぺージを見て滞納税金で税務署との対応に困って民商に相談。仲間とともに税務署に異議申し立てをしました。
 気持ちを新たに融資にもチャレンジ。「まさか借りられるとは思っていなかった。これからは税理士任せにせずに、自分でパソコン会計にも挑戦してみたい」と語っています。

保証人なしでも
 Kさん=小売=はこのほど、200万円の融資が実行されました。「保証人なしで、しかも低金利の融資が受けることができた」と喜んでいます。
 Kさんは92年、不渡り手形を出して倒産。その後、個人で商売を続けてきました。サラ金、クレジット、日掛け業者からの借り入れがありましたが、民商に入会して5年前、債務整理して商売を再建しました。
 以前、商工会議所に融資相談をした時、「3期も4期も赤字が続いていては…、保証人がいなくては」と言われ、融資は絶対無理と思っていました。
 しかし、商工新聞や民商ニュースを見て、緊急保証の活用で次つぎと借り入れが実現していることに励まされ、思い切って融資に挑戦。民商のアドバイスを受けて手続きを進め、融資が実現しました。
 「自分でパソコンを使い毎月試算表を作成し、経営内容をしっかりと把握していたこと、今後の商売の見通しもきちんと示したことがよかったと思う」と話しています。
 
     
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