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小規模工事修繕契約登録制度
仕事がとれた 03年5月発足 4年間の実績
1807件、8849万円に |
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北海道・旭川民主商工会(民商)などの要求で03年6月に創設された旭川市の小規模修繕契約登録制度の発注額は4年間(07年2月末まで)で1807件、8849万円に上っています。登録の更新時期(2年ごと)の今月、支部では申請書を書くなかで受注状況を出し合い、制度の拡充にもとりくもうと話し合っています。
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駐車場の修繕工事で取り付けた風よけ引き戸の前に立つ長岡さん |
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斉藤さんは永山南小学校の給食室のタイル工事をしました(学校の前で) |
民商の登録業者は37人(全体で108人)。永山支部の役員会では4月の役員会で制度について話題になり、長岡弘雄支部長から(67)から会員の受注状況が出され、受注した人から発言が続きました。
小学校の給食センターのタイル工事を受注した斉藤利昭さん(55)=左官=は「相場の料金で、工事した翌月には振り込まれた。制度ができたときは本当に仕事が出るのか半信半疑だったが小学校のタイル工事がきて、本当に助かった」と話していました。
山田義弘さん(52)=建築=は市役所の相談室の修繕工事など3件を受注。「担当の市の職員とも顔なじみになり、話しやすくなった。これからもっと信用をつけるよう頑張りたい」と喜んでいました。
長岡支部長は駐車場に風よけ引き戸を取り付ける修繕工事と、市役所の警備室へのアコーディオンカーテンの取り付け工事を受注。「おかげで登録した支部の役員は全員仕事が受注できた。合い見積もりで駄目になることもあるが、何回も受注の問い合わせがある。いい仕事をして安心してもらうことも大切だと思う」と強調します。
多くの業者にも
豊岡東支部の高橋勉さん(56)=建築塗装=は「消防署の内部の塗装をしたが、こちらの出した見積もりで通った。件数をもっと増やし、多くの業者に仕事を出してほしい」と強く要望していました。
南支部でも申請書作りの真っ最中。副会長の谷川広光さん(57)=建築板金=は「2年前、公民館の屋根の修理を受注した。しかし昨年は見積もりを出したが取れなかった。まだまだ発注件数が少なすぎると思う。運動していく大切さを痛感する」と指摘します。
民商では昨年、制度の改善と一層の仕事確保に向け登録した会員に2回目のアンケートを実施。回答した人の62%が受注(複数回答)していましたが、「見積もりだけで受注できなかった」37%、「仕事が来ない」18%、「来たが断った」6%という実態も。「登録して4年になるが一度も受注していない」「打ち合わせが多すぎる」などの声も出されており、改善を求めてとりくみを進めています。
長岡支部長は「制度は民商の仕事確保の運動と共産党の旭川市議団の尽力でできたもの。発注件数も金額も、今の5倍、10倍にするよう運動していきたい」と話していました。
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