仲間の頑張り励みに 熱く商売を語る会=福島・白河民商
福島・白河民主商工会(民商)と経営金融税対部会は11月7日、「商売を語る会」を開き、37人が参加しました。
経営金融担当三役の南條幸男副会長のあいさつの後、3人の会員が商売について熱く語りました=写真。
濃厚「松きのこ」
白河西支部の佐々木政美さんは、独特の食感と濃厚な味わいの「松きのこ」を栽培・販売しています。広島から菌を買い付け、家族にも内緒で始めた時のことなどを発言。サラリーマン時代に培ったことを発揮し、奮闘している様子を伝えました。
全て在来工法で
泉崎支部の河島重昭さん=建築=は、5人のスタッフとともに、建築設計から施工仕上げまで在来工法で行っている事業について説明。東日本大震災後に息子さんが後継者として働きだしたことで勇気をもらい、最近法人化したことや、周りに助けられて商売を続けてこられたこと、建設業許可申請で民商に出会ったことなどを話しました。
シールで売上増
若手の農業者として経験を話したのは中畑支部の小磯友和さん。首都圏で美容師としてキャリアを積んでいましたが、家族の絆を強くするために地元に戻って農業を継ぐことを決心。トマトのパックに貼るシールを工夫することで劇的に売れるようになった経験を話しました。また、6年前に若手農家で「ぐるぐるノーカーズ」を結成し、収穫体験やイベント出店などを行い、地域の小学校や東京農大のサポートなどをしている話が注目を集めました。
参加者からは「若い人が地元に戻ってきて頑張っているのはうれしいね」「仲間の頑張りに励まされた」と感想が出されました。
全国商工新聞(2017年11月27日付) |