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仲間のアドバイスで融資実現 事業改善・拡大の力に=広島・三次民商

 広島・三次民主商工会(民商)の会員が事業拡大、社用車の購入で、相次いで融資を実現。「民商に相談して良かった」と笑顔いっぱいです。

販路拡大の意欲語り、運転資金150万円

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 事業拡大などで、運転資金として150万円の融資を実現したのは、三次市内で牛乳販売店を経営するYさん。牛乳販売・配達業に携わって6年目になります。
 Yさんは牛乳販売店の廃業が相次ぐ中、配達先を引き取り、事業を拡大。さらにお客に食料品や日用品を届ける商売にも着手したため、資金が必要になりました。
 ことし2月初旬に、一人で取引先のメインバンクに申し込み。担当者から「ネット審査が早いですよ」と勧められたものの、審査は通りませんでした。
 民商に今後の方向を相談したYさんは、春の運動や確定申告で忙しい中でしたが、事業計画をしっかり作成。その上で、先輩会員からのアドバイスも受け、3月中旬に新たに日本政策金融公庫に申し込みました。
 広島支店に出向いたYさんは、融資担当者に商売への思いや廃業した店の配達網を引き継ぎ、販路を広げていること、さらに牛乳だけでなく、食料・日用品などの配達にも新たに挑戦することなどを具体的に語りました。
 その結果、4月初旬に全額とはいかなかったものの、150万円の融資が実現しました。
 Yさんは「やっぱり、自分の口から直接担当者に話をできたのが大きかった。当面の支払いも確保できたし、これで仕事に集中できる」と、元気いっぱいです。

社用車の購入で奮起し、設備資金200万円
 新しい社用車の購入のため、設備資金を申込み200万円の融資を実現したのは、Mさんです。
 市内で建設業を営んで34年。現場には車で通っていますが、走行距離が30万キロを超え、限界が近付いていました。
 このため民商に「車の買い替えのため200万円の融資を受けたい」と相談。2月下旬に書類をそろえて申請しました。
 政策金融公庫との取引は、前回の返済終了から半年以上も経過し「多少、不安があった」といいます。そのためパソコン記帳で試算表を直近まで作成、面接審査でも自らの商売の工夫や、商売が順調に伸びていることなどを数字に基づいて詳細に説明。その結果、申し込みから1カ月たった3月末、申し込んだ200万円の融資が実現しました。
 Mさんは「これでバリバリ仕事ができる。来月からの返済も頑張ります」と張り切っています。

全国商工新聞(2017年4月24日付)
 
   

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