異業種つなぎ仕事おこしへ=横浜南部民商
介護者と介護施設、建設業者の三者が集まった経営交流会
神奈川・横浜南部民主商工会(民商)は3月20日、「介護者と介護施設と建設業者をつなぐ交流会」を開催しました。三者を結びつけた経営交流会は初めてのことで介護や建設に関わる業者ら12人が参加。バリアフリー補助を活用した仕事おこしをはじめ、日々の商売で実践していること、また介護の経験についても交流しました。
最初に報告したのは介護リフォームの仕事を請け負っている有限会社近藤工務店を経営する近藤喜樹会長代行。近藤さんは、これまで携わった介護リフォームの施工現場の写真、設計図などを使って、リフォームのポイントなどについて語りました。
まいはま支部の石井つや子さんは、家族の介護をしていた時の苦労、経験を振り返るとともに、昇降機を階段に設置した際、市の補助制度を活用した経験を報告しました。
介護施設有限会社コミュニティの役員で、ケアマネジャーの古澤道子さんは、住宅補修申請書の具体的な書き方について、そのポイントを紹介しました。
交流では、介護施設の種類、施設の違いなどについて質問が出され、有限会社コミュニティ代表の工藤秀雄さんが特養、老健といわれる施設の違いなどについて詳しく解説しました。
建設業にとっては、新規の仕事おこし、介護施設にとっては、信頼のできる業者を見つける場となり、また被介護者の立場では、生活の質を落すことなく生活を送れる見通しが見つけることができ、まさに「三方良し」の精神が発揮される交流会となりました。
民商では、「異業種が集まった民商の特性を十二分に発揮できた交流会。引き続き、こうした異業種交流を続けたい」と話し合っています。
全国商工新聞(2016年4月18日付) |