負けてたまるか消費税「商売情報交換・交流会」=東京・立川
東京・立川民主商工会(民商)は5月18日、「消費税に負けてたまるか 商売情報交換・交流会」を初めて開催しました。20代から40代の若手経営者5人を含む15人が参加。飲食・サービス・製造など多彩な業種が集まり、商売を語り合いました。
交流会では、消費税増税後の商売について「値上げをするとお客さんが離れてしまうと思い、増税分は転嫁していないが、それでも客足が遠のいた気がする」(美容院)、「電話がぱったりこなくなった」(家電販売)などの厳しい実態が出されるなか、「生き残るためにどんな商売をするか」をテーマに討議しました。若手経営者などから「人と同じ仕事をしていると値引き交渉になる。人と違うことをして付加価値を付けよう」「以前はいい商品を作っても、知ってもらうことも買ってもらうことも大変だった。今はインターネットなどで全国に発信できる」「商売にマニュアルはなく、みんなが主役。お互いの話の中にヒントやアイデアがあるはず」など前向きな意見が次々と出されました。
参加者からは「ピンチはあるがチャンスも多い。どう生かすかは自分次第。集まって知恵を出し合え、いい話も聞けて良かった」と感想も出されました。
交流会は、民商活動や商売の継承を視野に入れ、若手経営者の参加に重点をおいて開催したもの。チラシも作り、会員訪問しながら参加を募りました。民商会長の鶴田優さん=製造・販売=は「若手経営者に、民商活動は身近で、商売の役に立つことを伝えたい。集まる場があれば、会員としての自覚と仲間意識も生まれ、いろんなヒントやアイデアにつながる。商売繁盛の民商をつくりたい」と展望を話しています。
全国商工新聞(2014年6月23日付) |