地域に共感「民商まつり」過去最高の1500人=東京・葛飾
沖縄の民舞も好評だった葛飾民商まつり
東京・葛飾民主商工会(民商)は第5回民商まつりを10月30日、曳舟川親水公園で開催し、過去最高の1500人が参加しました。
勤労者音楽協議会たみの会の太鼓演奏でスタート。高橋正智会長は「民商は地域の中小業者が集まって、相談し、助け合う活動をしています。今日の祭りを機に多くの中小業者に民商を広め、仲間を増やし、全商連60周年を迎えましょう」と呼びかけました。
民商事務所のある中原町会の役員が「はじめて参加しますが、大変盛大な祭りで驚いています。東日本大震災でつらい思いもありますが、こんなときこそお祭りで元気を出しましょう」とあいさつしました。
中央舞台では民商婦人部のレクダンス、新婦人のフラダンスと太極拳が会場を盛り上げます。会員によるみんしょう劇場「消費税増税反対!」は、中小業者を苦しめる消費税への怒りが共感を呼びました。たみの会の演芸に続き、商工新聞読者の島かおりさんたちの沖縄民舞では、舞台と会場が一体となって盛り上がりました。
模擬店も昨年より7店増えて21店が出展。竜田揚げや芋スティックなど、食べ物も大好評。視覚障害者の小日向光夫さんは協会の仲間とマッサージを出展。医療生協の健康チェックには参加者の列ができました。
被災地支援コーナーでは福島県商工団体連合会(県連)を通じて取り寄せた喜多方ラーメンとリンゴを販売。売り上げの一部を復興支援募金に充て、震災募金にも多くの募金が寄せられました。
最後の抽選会では、1等の自転車など豪華商品に誰があたるかと会場に集中。当選者が発表されるたび、「当たった」と歓声が上がりました。
日本共産党の田村智子参院議員は「被災地の復興のためにも、消費税増税、TPP反対の声を広げる必要があります。共に頑張りましょう」とあいさつ。自民党の平沢勝栄衆院議員、民主党の早川久美子衆院議員も会場を訪れました。
全国商工新聞(2011年11月21日付)
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