地域経済の再生めざし 商工交流会に135人=群馬
元気あふれる交流が行われた群馬県中小商工業交流集会
「中小業者の力とネットワークで地域経済の再生を」をテーマに群馬県商工団体連合会(県連)は11月14日、第9回群馬県中小商工業交流集会を開き、135人が参加しました。商品・製品展示と即売会も行われ20人が出展しました。
『なりわい繁盛帖』の著者で自営業研究者の三方良氏が「成功する小の経営法」と題して基調講演。
三方氏は近江商人の家訓「売り手良し、買い手良し、世の中良し」の三方良しを紹介しつつ、民商運動で培われた豊富な経験と実例から、生業の秘訣について解明しました。
午後は四つの分科会に分かれ、経営と暮らしなど各地の運動を交流。「商売のヒケツを探る経営対策」分科会では三方氏も参加し「菜種で地域おこし」や「経営元気塾」などについて、各地の取り組みも含めて経験交流。「納税者の権利を活かした税金対策」分科会では、市税滞納問題を市民運動に発展させた活動や、納税緩和制度の積極活用で納税猶予、免除をかちとった経験が報告されました。
「生きることを優先させる社会保障」分科会では、社会保障としての国保の「そもそも」論、就学援助申請や自治体交渉の取り組みなどについて実践的に交流しました。
また「語り合おう業者青年フリートーク」を開催。「先輩から思いがけないアドバイスをもらい元気が出た」など業者青年の感想が寄せられました。
展示即売は自慢の商品や製品をアピールする売り手と熱心に耳を傾ける買い手の姿があちこちに。シンガーソングライターの会員がアカペラを披露するなど、元気と楽しさあふれる商工交流会になりました。
参加者からは「どんな商売も努力と工夫なしには成功しない。自己を磨く必要を感じた」などの感想が寄せられました。
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