ミニ商工交流会 成功する「小」の経営法学ぶ=滋賀・大津
講演する三方良さん
滋賀・大津民商は10月7日、大津市内で「ミニ商工交流会」を開きました。47人が参加し、「わたしの商売」のアピールなど商売・経営・技術などを交流しました。
特に若い会員が自信と誇りを持って商売を語り、地域とともに商売を続けている姿に、共感と感動が広がりました。
三方良さん(自営業研究者)が講演し、「ほんもの、こだわりを貫く商いが“なりわい”」、自営業者が自分に適した一生涯の生き方をすることが大事と「商売のヒント・ひらめき」を強調しました。
また、自らが出向いて話し込んできた中から10件の自営業者の実例を紹介し、「成功する“小”の経営法」を説きました。
地域での縁を取り持ちたい
「私の商売」アピールタイムでは7人が報告。
2月に結婚相談所を開業したNさんは、大手企業の相談所がたくさんある中で「地域で育った人たちが、地域でめぐり合えるように縁を取り持ちたい」と地域に根ざした相談所をアピールしていることを報告しました。
Mさんは金属部品加工業者の2代目。ゲーム機に取り付けている部品を持参し、「部品を作ってほしいという要望があればぜひ連絡を」と元気に訴え。
「今は地域の業者とともに商売を続けることが大事。企業は海外進出しているが、海外には負けたくない」と意気込みを語りました。
参加者に水のペットボトルを配ったSさんは「うちで製造している“比良の水”です。どこへでもお届けしますので、ぜひ注文を」とアピール。滋賀県の比良山系から生み出される比良水への思いを熱く語りました。
9月からカイロプラクティック(整体)を始めたKさんは人体の骨格模型で腰痛などの原因と施術を説明。「一度行ってみようか。のぞいて見ようか」と思ってもらえるように地域の公民館や「朝市」などに出向いて「出前講座」を開いて多くの人たちに体験してもらっています。
青年部長のTさん=ソフト開発=は今関心の高いホームページ(HP)作成のポイントを解説。「“自分でできるHP”の講座を青年部で開きたい」と希望者を募りました。
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